著作権侵害された人の気持ち。その2

著作権侵害された人の気持ち。その1が長すぎたので、
その2に分けました。
以下続きです。

最初から読む方はこちらをどうぞ > 著作権侵害された人の気持ち。その1

司:(司会者) A:(某A氏・・・私)
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司:「それにしても無断使用が10件近くもあるなんて、対応も大変ですね」

A:「はい。それに対応するにも結構メンタルをやられます」

司:「え〜、見つけてダメージ受けて、対応するにもメンタルやられるって、それは酷すぎる・・・」

A:「そうなんです。結構メンタルをやられて、何も手につかなくなります。」

司:「え〜〜〜、大丈夫ですか?あまり無理をなさらないように!
それにしても、そういう対応で精神的には、どんなダメージを受けるんでしょうか?
お聞かせいただいてもいいですか?」

A:「そうですね、順を追って説明しますね。
まず、メールで無断使用の注意、警告をするんです。」

司:「ご自身で対応される場合ですよね?」

A:「はい。で、大体1回目のメールは無視されます。」

司:「へぇ〜、メール見てないんですかね?無視は嫌ですね。」

A:「もう、面白いぐらいにこれまでどの会社も店も人も全部一回目のメールは無視ですよ。
なんでだろう?
迷惑メールとか詐欺メールとかと思われてるのかな?と思ってます。」

司:「まぁ、突然『著作権侵害・・・云々』なんてメールきたら、
私ならびっくりするかもしれないし、迷惑メールとかも思っちゃうかもしれないです。」

A:「そうかもしれないですね。自分には関係ない!と思うんでしょうね。」

司:「まあ、メールを無視されてると思うと、それも嫌な気分になりますね。
全く見てない可能性も捨てきれないですが。」

A:「本当は見てない理由なんて、私にはわからないんですけどね。
普段なら会社や企業、お店など、どこにメール送ってもすぐ返信が来るのに、
こういった時ばかり無視されてるので、まぁきついです。
で、仕方ないので2回目を送ります。『再送』って書いて。」

司:「え〜、それもまた手間がかかりますね!」

A:「手間ばっかりかかってますよ。でも私もきちんとケジメをつけたいので送ってます。」

司:「そのあとは連絡がくるんですか?」

A:「今の所、2回目を送ると大体返信は来ています。
すぐ謝る人と、この人全然悪いと思ってないな、って人とかとにかく色んな人がいますよ。」

司:「人間性が出そうですね(笑)」

A:「あとは、返信が来たからってすぐに解決しないんです。
ずっと謝ってるんだけど、私の質問に全く答えない人とか
使ってる画像消したからもういいでしょ?みたいな態度の人とか、
私も画像をよく盗まれるんですって言ってくる人もいて、
イライラさせられっぱなしです。あと、二度と請求してこない誓約書書いてとか・・・。」

司:「いろんな人がいるんですね。
とにかく対応が面倒くさそうですね。一筋縄でいかない感じで。」

A:「そうなんですよ。めちゃくちゃ疲れます。
こちらが被害を受けてるのに、無断使用した相手側が被害者ヅラしたりするんです。
ちょっと理解に苦しみます。
あとは、それぞれに応じてメールを書かないといけないので、とにかく手間です。」

司:「その、そう言ったメール内で使用料を請求されるんですか?」

A:「そうですね。こちらで調べて把握している分は
すぐに使用料を記載してメールを送ってるものもあります。
他、少し疑わしい場合は使用期間とか使用範囲を聞き取ります。
なるべく、ご自身で正直に申告してもらうようにしています。」

司:「正確に申告してもらえるものなのですか?」

A:「それはどうともわからないけど、
昨日までウェブサイトに表示されてて、記事の投稿の日付から確認して1年近く経ってるのに、
『本日削除しました』って言って、使用期間は過去の数日間のみを言ってきた人がいましたね。」

司:「自分が実際必要だった期間だけ申告するんですね。」

A:「そうなんでしょうね、使用期間の前提を明らかに間違えて言うので、本当に困ります。」

司:「その使用期間と使用範囲がわかれば、あとは請求するって感じなんでしょうか?」

A:「そうですね、あとはもう冷徹に請求してます。
とりあえず、違反なんだけど正規の料金を速やかに払うなら、
違反金や慰謝料の請求をしないということに、今はしています。」

司:「使用料はどのように決めているんでしょうか?」

A:「私は、ストックフォト会社に登録しているので、それを基準にしています。
ライツマネージドの方で計算しています。業界標準価格にしています。」

司:「きちんとしていますね。」

A:「めったにいないけど、使用料(違反料金)なのに、
内訳をはっきりさせろとかいう人もいるんですよ。」

司:「え〜、画像を勝手に使っているのに、随分なこと言う人もいるんですね。」

A:「もう、驚きすぎて唖然とします。
盗んだ人にそんなこと言われるなんて思ってもみませんでした。」

司:「業界基準で料金を提示しているのに、それは困った人もいますね。」

A:「自分が、食品やお洋服、ハンドメイド作品を買うときに、内訳とか聞くんだろうか?と思います。」

司:「それもそうですよね。」

A:「私が作った作品で、勝手に盗まれてるところを、
業界標準の値段を払えば、他の正式に申し込んできた人と同じ扱いにしようとしているところを、
こんなことを言われると思いませんでした。」

司:「心労が絶えないですね・・・」

A:「私の作品なので、本当はいくら値段付けたっていいはずなんです。
どんな商品も、多少は交渉するかもしれないけど、
自分で値段つけるじゃないですか。イラストだって同じなんですけどね。」

司:「結構、お聞きしてたら色々と精神的ダメージを受けてるのに、
対処はあまり厳しくしてないんですね。」

A:「そうかもしれないですね。
とにかく精神的なダメージが半端ないので、
使用料だけでもすぐに払ってもらって、処理が完結したらすっきりするのかなと思ってます。」

司:「あまり長く関わりたくないって感じなんですかね?」

A:「それはあります。とにかく面倒な人が多いです。言い訳ばっかりだし、被害者ヅラするし。」

司:「人は咎められると、言い訳もしたくなるんでしょうね。
罪悪感でいっぱいなのかもしれないですよ。被害者ヅラされるのは困りますね。」

A:「こちらにはその罪悪感は全く伝わってないです。ただの言い訳・・・。
とにかく無断で使う人に問題があるのに、
こちらばかりが負担を強いられてるとは思っています。」

司:「そうですね、お聞きしてると、色々と気をつかわれてる感じがしました。」

A:「こんなことに無駄に気を使いたくないです・・・。」

司:「あははは・・・。そうでしょうね。」

A:「ちょっと人間不信です。」

司:「いろんな人の対応をするとそうなってくるのかもしれないですね。
あと・・・先程の続きもお伺いしたいんで、お話をもとに戻させていただきますが、
料金の支払いは滞りないんでしょうか?」

A:「今のところ、ちゃんとお支払いいただいています。
だけど、自分で対応していない分は意外に時間がかかってて、
まだお支払いいただいてないところもあります。」

司:「ご自身で対応された方が、注意される側もはっきり認識するんでしょうか。
何かを感じるっていうか・・・。」

A:「そうなのかな?でも自分で全部を対応してたら
相当なエネルギーを消費するんで、なるべくやりたくないです。」

司:「それはそうですよね。」

A:「あまりにエネルギー消費をするので、
こちらが気を使って、名目を使用料にせず、
慰謝料や違反金などの名前に変えて、
料金は倍額払ってもらおうかなと考え始めています。」

司:「そういう方法なども考えていかないといけないのですね。
やることが多そうですね。」

A:「やること多いです!
こんなに手間がかかって、ストレスもすごいのに、
本来の使用料のみなんて、私の方で気をつかうのはおかしいなと思っています。」

司:「本当ならペナルティーをつけたいところなんでしょうね。」

A:「そう、それかもしれないですね。でも慰謝料や違反金でペナルティーになるのかな?
正直、慰謝料や違反金をもらったってスッキリしないです。
使用料だって、無理やり払ってもらってる感は拭えないし。
正当な権利を主張しているのに、何やっても気分が良くなりません。
お金だけでは全く解決できてないっていうか。
本当は全員警察に捕まえてもらって、前科者にしてやりたいところです。」

司:「あ〜、結構過激な発言ですね〜。」

A:「あはは、ちょっと言い過ぎたかな?
でももしかすると私にとって一番スッキリする方法かもしれないです。」

司:「お気持ちはよくわかります。被害を受けてるわけですから。
発見された時、そして使用料の徴収などの心理的負担は私の予想をはるかに超えてます。」

A:「いろいろと割に合わないです。
著作権でしっかり守られてる感もないです。
早く画像にコピーカードつける方法を開発して欲しいです。」

終わり

あとがき
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今月3件ぐらい著作権侵害を対応しました。もう処理済みです。
もうすぐもう1件、著作権侵害が片付くところで、
少しずつ減ってきたな~、と思ってたところでした。
あと少しだから頑張ろうと思って、次の著作権侵害の対応をやり始めたら、
別のところから1件、著作権侵害のお知らせが来ています。

せっかく減ったと思ったのに、また増えた・・・。
すでにもうくたくただったのに、今日の1件増えたことで、
何か糸がプツンと切れました

本当、キツイ。

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とにかく自分を落ち着かせないといけないな、と思いました。
どうやったら落ち着くのかちょっと考えてたら、
自分に起こった事実と、いろいろ感じた気持ちとを書くしかないと思いました。
あと、著作権侵害された人がどんな気持ちになるのかは、いろんな人に知っておいてもらいたい。
作ってる人をこういう風に苦しめるんだよって。

* 著作権侵害された人の代表になるつもりもないし、
著作権侵害する人に、わかってもらえるなんて少しも思ってないんだけど、
何かの抑止力になればいいかな、とは考えています。

心ある人が少しでもいますように。

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